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江戸東京博物館「NHK大河ドラマ特別展「八重の桜」」をみてきました #八重の桜 [大河ドラマ「八重の桜」]

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3/31(日)に、江戸東京博物館で開催中のNHK大河ドラマ「八重の桜」の特別展をみてきました。両国駅からすぐ近く。方向音痴の私でも迷うことがないくらい近くて案内板もたくさんあって無事たどり着きました。

特別展の入場料は一般は1,300円。(常設展への入場は別料金。)特別展は1階の展示室で開催されていて、所要時間は40分〜1時間と受付の人が言っていたのですが、私はじっくりみすぎたせいか3時間近くかかってしまいました(笑)。そのくらい堪能しました。



前半は幕末の会津藩のことが中心。藩祖保科正之公の肖像画、そしてご家訓。よく見ると展示されているご家訓に「源容保」とご署名と朱印が!これを容保公が書かれたのだと一気にテンションがあがりました。でも実は殿が書かれたのは「家訓」という題字のみで、本文は山川大蔵あらため山川浩が書いていて最後に署名もあります。それでも歴史上の人物の直筆の書物をみれるのはすごく感動。思わず帰りにご家訓の絵はがきと葉書用の紙製の額を買ってしまったほど。
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*絵はがきを額にセットしたもの。

私が一番みたかった、容保公が孝明天皇から授かったご宸翰(天皇直筆の手紙)と御製(天皇が詠まれた和歌)も現物がありました。大きく伸びやかに書かれた文字が、容保公の忠誠心を喜ばれた思いを感じます。ご宸翰は縦は30cm以上あるかなと思うくらい大きな紙で端から折り畳んだあとがありました。その横に、容保公がこれらを入れて肌身離さず持ち歩いたという緋色の細い布袋が展示されていましたがどうみても小さい。これにどうやってご宸翰を入れたのだろうと何度もみてしまいました。御製の方は上下に二つ折りしたあとがあり(和歌は上に書いてあって下半分は空白)、これなら入るかなーとか。視点がおかしいですね(笑)

他にも、容保公と照姫が会津藩の戦争責任をとって切腹した萱野権兵衛にあてた書状や降伏の申出書(写し)もあり、家臣や民衆を気遣う細やかな文面にお人柄を感じました。ちなみに、展示された手紙類は毛筆の文字を活字化したものと、それをさらに口語訳したものが付いているものが多く、内容がよくわかりました。図録には現物の写真は載っていますが、口語訳等は載っていないので、そこは足を運んだ甲斐がありました。

その他、当時の様々な場面を描いた屏風絵や、山本覚馬が(目が不自由であったため)口述筆記させた建白(会津の不始末を詫びる一方、新しい国づくりのための多くの提案をまとめている)や、八重が使ったものと同型のゲベール銃やスペンサー銃もありました。いずれも1m以上はある大きな銃です。

後半は、明治以降の八重の生涯を紹介していて、新島襄と八重の家の一室が再現されていたり、八重が書いた英文の手紙の下書きがあったり、それまでとはがらっと雰囲気が変わっています。八重は新島襄との婚姻中には洋装の写真があるもののその後は和装の写真しかないそうで、洋装は新島の妻としての装いだったといわれているとか。新島襄の八重宛の長い手紙が残る一方八重の手紙は残っていないそうです。赤十字での活動や茶人としての八重の姿も紹介されています。

一番最後に、容保公の孫にあたる勢津子さまが秩父宮殿下とご結婚され、朝敵といわれ続けてきた会津の人々を喜ばせたというエピソードとともに、そのことによって心の霧が晴れたという意味の八重の和歌が紹介されています。私も会津の血を引くもののひとりとして、今年の大河ドラマ「八重の桜」によって、会津の人たちがどう生きてきたかを捉え直す機会になればと願っています。

作品リストをみると、どうやら4/9から一部の展示品が入れ替えになるようです。


特別展鑑賞のあとは、例によってお買い物タイム(笑)。おみやげコーナーは展示室の外にあり、入場料を払わなくても行ける場所にあります。

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まずは一番欲しかった図録。厚さ2cm以上あり、展示作品がカラー写真で網羅されているりっぱなものです。なのに2,000円で買えるのがうれしい。

すでに紹介したご家訓の絵はがきと紙製の額(色んな色がある)は早速私の部屋の本棚の一番高いところに飾りました。(その隣には、私が大好きな米俳優アンソニー・ラップと一緒に撮った写真が飾ってあったりします。笑)

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おみやげコーナーの一角に会津の民芸品などのコーナーがあり、なつかしい赤ベコをみて、つい購入。だってこれ1,050円なんですよ。もうちょっと大きいものやゴージャスなのもありましたが、このシンプルさが好き♪会津から取り寄せたものだと確認した上で購入したのでした。展示場を出てすぐのところに震災復興支援のための募金箱があり、もちろん少しですが寄付をしてきたのですが、それとは別に、やっぱり土地のものを買うのが応援という意味でもいいなという思いもありました。と、言い訳しつつも、そもそも赤ベコが欲しいと思ってたというのが一番かな。可愛いですよ〜。

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もうひとつさんざん迷ってやっぱり買ってしまったのがこの蒔絵シール。わかりにくいですが、上に会津松平家の家紋である三つ葉葵、そして下が会津の「会」の旧字で会津の旗印になっていたもの。家紋だけなら買わなかったかも知れないですが、「會」の文字にひかれました。

後日、漆塗りにみえそうなiPhone5のジャケットを探して貼ってみました。
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かっこい〜!(自画自賛、笑)。
*iPhone5ジャケットは(株)レイ・アウトのRT-P5C5/BRです。

家紋のシールは結構種類があり(でもうちの家紋「並び鷹の羽」はなかった)、私が買ったシリーズの方は幕末で人気のある武将にちなんだものが何種類かありました。

お買い物を終え、帰ろうとした時、ふと目に止まったのが「八重の桜」のガチャガチャ。中身は木札のストラップで200円。先日、ミュージカル「スリル・ミー」を観に行った時もガチャガチャにはまり(というか、欲しいのだけがなかなか出なくて)散財した悪夢がよぎりましたが、懲りずにまた挑戦。今回は1回で欲しかった「ならぬものはなりませぬ」を引き当て大満足でした。
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そんなわけで約3時間もたっぷり楽しんできた私でした。

江戸東京博物館の「八重の桜」特別展は3/12〜5/6までです。ご興味を持たれた方はぜひお出掛けください。

◆江戸東京博物館公式サイト 「八重の桜」特別展
 http://www.edo-tokyo-museum.or.jp/exhibition/special/2012/03/index.html


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コメント 2

アナログ侍

himikaさん
初めまして。
八重の桜展とても行きたかったんですが、
行けませんでした。
とても満喫されたご様子ですね!
by アナログ侍 (2013-11-23 15:07) 

himika

☆アナログ侍さん
コメントいただきありがとうございました。
お返事したつもりがうまく反映してなかったみたいですみません。

ご宸翰の実物が見れて本当に感動しました。

「八重の桜」終わってしまいましたね。
会津に関心を持ってくださる方が増えていたらいいなと思います。

by himika (2013-12-16 10:09) 

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