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「ヘアー」を観て、踊ってきました(笑) [ミュージカル]

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6/1(土)13時からの「ヘアー」来日公演に参加してきました。この週は仕事で色々大変で、金曜日は頭痛と吐き気がひどく、とりあえずお風呂を沸かして入って(肩こりもひどかったので)、夫に「これとこれ食べて」と指示して自分は夕飯も食べられずにそのままダウン。でも土曜日にはなんとか復活して出掛けてきました。どんだけ楽しみにしてたんだ〜、私(笑)

予告通り(?)、前日にやっと届いた大きいピースマークのネックレスをして、チロリアンテープを頭に巻き(それは会場に行ってから)、気合い十分の参加でした。ちなみに、ヒッピーっぽいファッションの人はほとんどいませんでした。だから、普通の格好でまったく問題ないですのでご心配なく!

座席は1階3列31番。なぜここかというと、通路席だから!ここがポイントです。

以降、ネタバレあるかも。

「ヘアー」来日公演
キャスト
DIONNE Danyel Fulton
ディオンヌ ダニエル・ファルトン
BERGER Brian Crawford Scott
バーガー ブライアン・クロフォード・スコット
WOOF Jason Moody
ウーフ ジェイソン・ムーディー
HUD Carl James
ハド カール・ジェームズ
CLAUDE Billy Lewis
クロード ビリー・ルイス
SHEILA Mary Kate Morrissey
シーラ メアリー・ケイト・モリッシー
JEANIE Merissa Czyz
ジーニー メリッサ・チェズ
CRISSY Anne Markt
クリッシー アン・マークト
MOM Erica Lustig
マム エリカ・ラスティグ
DAD Davey Rosenberg
ダッド デイヴィ・ローゼンバーグ
PRINCIPAL Michael Linden
校長 マイケル・リンデン
MARGRET MEAD Davey Rosenberg
マーガレット・ミード デイヴィ・ローゼンバーグ
HUBERT Michael Linden
ハバート マイケル・リンデン
ABRAHAM LINCOLN Janelle McDermoth
エイブラハム・リンカーン ジャネル・マクダーモット
JOHN WILKES BOOTH Michael Linden
ジョン・ウィルクス・ブース マイケル・リンデン

TRIBE MEMNERS Kelly Brown, Elizabeth Casper, Jade Eshete, Brittany Rose Hammond, Michael Linden, Mike Longo, Erica Lustig, Alex Mace, Janelle McDermoth, Brittnie A. Price,James Roberts, Davey Rosenberg, Cartreze Tucker
トライブ ケリー・ブラウン、エリザベス・キャスパー、ジェイド・エスィート、ブリタニー・ローズ・ハモンド、マイケル・リンデン、マイク・ロンゴ、エリカ・ラスティグ、アレックス・メイス、ジャネル・マクダーモット、ブリトニー・A・プライス、ジェームズ・ロバーツ、デイヴィ・ローゼンバーグ、カートリーズ・タッカー

「ヘアー」は1960年代の終わり頃、アメリカが泥沼のベトナム戦争を戦っていた時代、愛と自由と平和を願って運動する若者たち(その一方、フリー・セックスやドラッグを肯定したり、男性も髪を伸ばし、独特のファッションをしていたりもした)の物語です。

といっても、かっちりしたストーリーがある訳ではなく、人種も風貌もバラエティに富んだトライブと呼ばれるヒッピーの若者たちが自己紹介的に語ったり歌ったりしていきます。ワイルドな感じのバーガー、自分のルーツはイングランドだと主張するクロード、金髪のウーフ、黒人のハッド、女の子は父親がわからない子を妊娠中のジーニー、反戦運動をリードしているシーラなど。一幕のクライマックスは、徴兵令状をドラム缶で焼くシーン。ある人だけが令状を焼かずに軍隊に入ることを決意するのです。二幕はトリップしているシーンが長くて、リンカーンとか、インディアンとか色んな人が出てきます。そして、戦争に行った彼は・・・。

悲しい結末ではあるんですが、前半からキャストがステージから客席に降りてくる場面が多くて、お客さんに話しかける場面も。目立つシーンでは話しかけられた人がわかるように英語だけじゃなく日本語もまじえたりして、ちゃんと話についていけるので大丈夫です。

オープニングで名曲「アクエリアス」を歌うのがディオンヌですが、惹き付けられましたね。全体的にバンドが大き過ぎな気はしましたが。バーガーはワイルドで若干むさ苦しいキャラなんだけど、むさ苦しさはあまり感じなくて、明るくてカッコイイ感じでしたね。バーガーもそうだけど、全体的に、もっとエッチっぽいシーンがあるかと思ったら、今回は意外とソフトな感じがしましたね。NYで観たのがドギツ過ぎたのでしょうか。クロードは、セントラル・パークではジョナサン・グロフがやっていて彼は割とがっちりした人なんですけど、こちらのクロードはもうちょっと繊細で可愛い感じの人。シーラの熱唱も迫力があったし、ジーニーは可愛かった。ジーニーはクロードが好きなんだけど、クロードはシーラが好きで、シーラは・・・って切ないですね。

豆知識ですが、マーガレット・ミードというのはアメリカの文化人類学者でジェンダー研究で有名な人なんですが、彼女の研究(結果的に誤りもあったらしい)から「男性と女性が逆転している民族もあった」という説が一人歩きして、フェミニズムに利用された経緯があります。「ヘアー」の中では、ニューヨークで髪の長い男の子たちと出会って驚くおばさんとして描かれていて、「男女逆転」っていうところの皮肉ですよね。

2幕に出てくる「What a piece of work is a man」という歌ですが、このタイトルはシェイクスピアの「ハムレット」の中のセリフなんだそうです。 「人間とは何という傑作だろう」というような意味なんだとか。それ以上はよくわからなくて。詳しい方、教えてください!!

もうひとつ、これは今回初めて気づいたのですが、ジョン・ウィルクス・ブースって誰だろうと思って調べたら、リンカーンを暗殺した男だそうです。確かにそういう場面がありましたね、「ヘアー」にも。

マーガレット・ミードのあたりもそうですが、笑えるシーンも多いし、自然と引き込まれていく魅力があります。それと、やっぱり楽曲のすばらしさ。私は以前にNYで観る前から、CDをさんざん聞いていたのですが、どの曲も好きで、歌いたくなりました。CDに入ってない曲も何曲かありました。


さて、私は、通路席だったのが功を奏してか、1幕でお花をもらいました。さっそく、頭につけて2幕に参加です。他にも反戦運動のチラシなんかも配っています。
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ちなみにこのお花、終わる頃にはくたっとなってしまったのですが、その日は夜の予定もあり、そのままカバンにさしたまま持ち歩き、帰ってからも忘れてて、次の朝まで放置してしまったのですが、ダメもとで茎の先の方を切って水につけたら見事に復活!今も飾ってあります。
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2幕の途中で、ある黒人の女の子が客席に降りてきた時に、英語で「あなたダンスする?」みたいなことを言うので「イエス!」と言ったら「終わったあとパーティーがあるんだけど私と一緒に踊ってくれる?」っていうからもちろんOKしました。カーテンコールのあと、彼女が迎えにきたので率先してステージに上がりました。はじめは少なかったけど、お客さんがどんどんステージに上がってきて、最後は本当に盛り上がりました。キャストと抱き合っていったん終わったかと思ったらまた音楽がはじまったので、「レット・ザ・サンシャイン・イン」を熱唱しつつ盛り上がりました。

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カーテンコールに限り、写真&ビデオ撮影OKなんです。私は踊っていたので終わったあとの写真しか撮れませんでしたが、当日会場にいた友人がビデオを撮っていてくれました(ごく一部ですが)。私は真ん中辺だけど奥の方にいるので写ってないと思いますが。


踊るかどうかは好き好きですが、「ヘアー」ムーブメントに是非参加してみてください。


◆「ヘアー」来日公演の公式サイト
 http://www.hairmusical.jp/


Hair / New B.C.R. (Snys)

Hair / New B.C.R. (Snys)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Ghostlight
  • 発売日: 2009/06/23
  • メディア: CD


タグ:ヘアー hair
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