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2013年トニー賞授賞式の勝手な感想 [ミュージカル]

日本では6/25(火)の夜に放送されたトニー賞の授賞式ですが、もともと夜はあまり時間がなく、しかもたまたま今週夫の母が入院したこともあり、やっと今日、録画したのを見終わりました。

私はミュージカルの趣味がかなり偏っているし、最近はブロードウェイにも行っていないし、誰の参考にもならない感想ですが、自分のメモとして書いておきます。

授賞式の流れについては、ひとことでいうと、主演男優賞と最優秀ミュージカル作品賞をあげたいのはニール・パトリック・ハリスかな、と思うくらい、今回で4回目の司会は芸達者で見応えがありましたね。一方、色んなミュージカルの登場人物がパフォーマンスを紹介したり受賞者を紹介する演出は意外と面白くなかったし、全体的に地味な演出だったかなと。

ノミネート作品はひとつも観ていないので、パフォーマンスをみた感想ですが・・・

・「マチルダ」
女の子の歌、音程狂ってない?こういう歌なのかな?そこがずっと気になってしまいました。

・「チアーズ」
誰かが「イン・ザ・ハイツ」に似てる作品があると言ってたのですが、これのことか〜とすぐわかりました。曲調とか、途中でラップが入るところとか、終わり方とか、確かによく似ています。でも、パフォーマンスは「イン・ザ・ハイツ」ほどパワフルじゃなかった気がします。おしい!

・「シンデレラ」
汚い格好からきれいなドレスに一瞬で変わるのがすごかった。上に着ている服をぱっと取るというのではなくて、一瞬で裏返すみたいな?(ボロい服がスカートの内側になる?)あの衣装はすごかった。その時の歌が「インポッシブル」で不可能が可能になるみたいな内容だったような?なるほど〜と思うような早変わりでした。

・「モータウン」
これも何かに似てるな〜と思ったら、途中で黒人の女性3人が出てきたところで、「ドリーム・ガールズ」に似てたんだ〜と気づきました。どっちが先なのかはわかりませんが。私は「ドリーム・ガールズ」は映画しか見ていないんですが、歌唱力のすごさは認めるけれど、楽曲も好みではなく、ストーリーも女同士の足の引っ張りあいみたいなのが共感できなくて、好きになれなかったんですよね。「モータウン」はどんなストーリーかはわかりませんが、曲が苦手かも。ごめんなさい。

・「アニー」
孤児の子どもたちの歌もよかったけど、ミス・ハニガン役のジェーン・リンチが「GLEE」でも意地悪な先生役だったので、イメージがダブり、歌も迫力があってよかったです。(役名を調べる過程でみつけたこのサイトの誤植を発見。タイトルはブロードウェイ・デビューになっているのに本文は「ハリウッド・デビュー」ですって。ハハハ。)

・ニールと3人の役者さん
テレビシリーズが打ち切りになった役者さんがテレビに未練を残しつつも帰ってくるところはブロードウェイと歌うコーナーも面白かったですね。アンドリュー・ラネルズは「ブック・オブ・モルモン」でトニー賞を受賞している人で、ゲイの夫婦のドラマに出ていたはずだけど打ち切りになったのかな?メーガン・ヒルティは日本でもシーズン1が放送された「SMASH」でマリリン・モンロー役を奪い合い破れたところまでみたんだけど、そのあとどうなったのかな。もうひとりのローラ・ベナンティはよく知らない。アンドリューが口ずさんだ歌は「ウェスト・サイド・ストーリー」の「America」、ローラのは「カンパニー」の「The Ladies Who Lunch」でソンドハイムの曲。メーガンのはわからなかった。そして最後はニールから始まって全員で「コーラスライン」の「What I Did for Love」。まとめ方もうまいですね。「SMASH」に出ていたウィル・チェイスが助演男優賞にノミネートされていたのもネタにしてたし。

・「クリスマス・ストーリー」
全体のストーリーがわからないので何とも言えないですが・・・。おばちゃんぽい先生があり得ないようなセクシーな赤いドレスを着て踊りまくるのはコミカルなシーンなのかな?周りで踊っている子どもたちも含め、タップが上手くてびっくりした。でも、あまりピンとこなかったかな。

・「ピピン」
若い男性がひとり出てきて歌った歌もよかったし、そのあとのサーカスの部分もすごかったです。華やかな舞台で目を引きました。先日観た「ヘアー」(来日公演)の演出をしたダイアン・パウラスの演出なんですよね。彼女の演出はいいですね。「ピピン」でトニー賞(演出賞)を取ったし。

・「オペラ座の怪人」(ノミネート作品ではない)
クリスティーヌはともかくファントムが声が甲高くて薄っぺらくて嫌いだった。ごめんなさい。

・「キンキー・ブーツ」
話題になっていたけど、あまり関心を持っていなかったのですが、パフォーマンスを観たら音楽がいいなと思いました。シンディ・ローパーだし(作曲賞受賞)。「アメリカン・イディオット」のオリジナルキャストのスターク・サンズも出てたんですね。観てみたくなりました。

・「ワンス」(ノミネート作品ではない)
去年のミュージカル作品賞受賞作ですね。役者さんも変わったみたいです。ピアノを弾く女の子が、前はもうちょっとスリムできれいな感じの人だったんだけど、体格のいい人に変わったんですね。ちょっとイメージがちがった感じ。主役の男性も別な人だと思うけど、熱唱ぶりは結構よかった気がします。「ワンス」観てないんで、パフォーマンスだけの感想ですが。


気がついたことですが、プレゼンターの人たちはカンペを見てるんですね。「やっぱり読めない」と言って眼鏡を取り出す人や、「私のセリフはどこ」とカンペを探す人も。確かに憶えるのは大変かも知れないけど、そういうところは見せないで欲しかったな〜。

最後にニールがいつものようにできたばかりの歌詞(トニー賞の受賞者やスピーチの内容などを織り交ぜて書かれている)を早口で歌うのがすごかった。カンペを見てもここまでやるならいいけどね。


他に印象に残ったのは、演劇主演女優賞を受賞したおばあちゃんシシリー・タイソン。30年ぶりに舞台に復帰して主演をつとめたらしいのですが、光沢のある華やかな紫色のドレスに身を包み、足下はおぼつかないながら堂々たるスピーチ。時間切れになっても動じない姿に客席が総立ちに。それだけすごい人なんだろうなと感じました。(調べたら80歳くらいみたいです。すごい!)

あーだこーだ言いつつ、楽しく観ました。来年あたりはブロードウェイに行きたいな〜。

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コメント 4

NO NAME

大した知識も無いのに。
人生楽しくなさそう。可哀想。
by NO NAME (2013-07-06 15:14) 

himika

☆NO NAMEさん つまらないブログにコメントありがとうございます。
明示している通り、私はかなり好みが偏っているので、ご気分を害されたならごめんなさい。
by himika (2013-07-06 18:16) 

ガゼルまま

はじめまして!
昔からずっとトニー賞の放送楽しみに観てました(^_^)v
それが今年にかぎって見逃し、トニー賞再放送で検索してたどり着いたのがこのブログでした。
細かな感想、目に浮かぶようでしたヾ(≧∇≦)
なんだか観てないけど今年はhimikaさんのブログで満足です!
ありがとう!
ちなみにニール パトリック ハリス 私も大好きです!
by ガゼルまま (2013-07-06 23:21) 

himika

☆ガゼルままさん トニー賞、見逃されましたか〜。残念でしたね。
ごくおおざっぱなメモですがお役に立てたならよかったです。
きっとyoutubeで探せば動画もありそうですよね。
少しでも観れたらいいですね。

ニール・パトリック・ハリスは来春にヘドウィグやりますね。
観に行けたらいいなと思っています。
by himika (2013-07-07 00:11) 

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