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「フットルース」(8/11)を観てきました [ミュージカル]

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少し前になりますが、8/11(土)14:00(東京楽日)、こちらで紹介した「フットルース」を観てきました。

80年代に映画とともにタイトルソング「Footloose」や「Almost Paradise」などが大ヒットし、日本でも「ヒーロー」(原題:Holdion Out For A Here)などがドラマの主題歌になったりして、なんとなく聞き覚えのある楽曲が多くて、そして、そしてどれも本当にノリがよくていい曲で、それだけでも楽しいミュージカル。

そして、ダンスがとびきり上手い植木豪さんが主演というのもみどころ。ブレイクダンスっていうんでしょうか。一時、すごく流行りましたよね。みんなで踊る部分も迫力があってカッコよかったですね。

以降、ネタバレあり。


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「フットルース」 東京芸術劇場プレイハウス
キャスト
レン    植木豪(ダブルキャスト)
アリエル  星野真衣
ウィラード  吉田要士
ラスティ   増田有華
アーリーン  袴田暁子
ウェンディ ジョー 福島桂子(ダブルキャスト)
チャック   城田純
ガーヴィン  渡辺亮
ジェター   菅原聡史
ビックル   武市悠資
トラヴィス  上垣内平
ライル    高木裕和
ルル/ベティ 藤井珠美
ウェス    戸田健二
クラーク校長 田代久男
ダンバーコーチ 佐久間義也
エレノア   小嶋彩子
エセル/アイリーン 伊藤咲子
ヴァイ    川島なお美
ショウ    川崎麻世

アンサンブル 植月美帆、菊池砂織、小暮侑子、志村麻梨子、中田洋介、松橋頼良、三好慎子

役の説明をすると、レンの母親がエセル、(ショウ・)ムーア牧師とその妻ヴァイの娘がアリエル。アリエルの女友達が早口でしゃべるラスティ、アーリーン、ウェンディ ジョー。不良っぽいボーイフレンドがチャック。レンが最初に友達になる、いかにもな田舎っ子がウィラード。

ストーリー
父親が出て行ったことから母と二人でシカゴから田舎町ボーモントに引っ越してきた高校生のレン。そこは、シカゴとは大違いの田舎町。最初に友達になったのはウィラードに、ダンスも映画も楽しみの多くを禁じられていると聞かされ驚くレン。町の実力者ムーア牧師が中心となり、娯楽の多くを禁止にしてしまった。それは「ある事件」がきっかけだった。アリエルは厳しい父に反発し、不良少年のチャックとつきあったりしているが、あることで父が心を閉ざしていることで心を痛めている。徐々に惹かれあうレンとアリエル。レンは閉塞的な町を変えるために、ダンスパーティーを企画するが・・・。

ボーモントの町をこんな風に変えてしまった「ある事件」というのがポイントで、そこが解決の糸口でもあります。結果、ハッピーエンドになるのは予想通りなんですけどね。


開演前、係員が客席をまわり「ペンライトやサイリュームのご使用はご遠慮ください」というような説明をしていました。それくらい盛り上がってた人たちがいたんでしょうね。私は2階席でしたが、センターブロックは大体埋まっていて、私はその横のちょっと斜めの席でしたが、さらに真横向きの席は完全に空いていて、関係者っぽい人が適当に座ったりしてるっぽかったです。男性が結構多かったこと(ダンサーとか俳優さんなのかなと思うようなカッコいい人もいました)、小学生くらいの子ども連れのお母さんもあちこちにいるなど、独特の客層でした。東京芸術劇場(池袋西口)のプレイハウスだったのですが、小さめのホールで、最前列は立ち上がったらすぐステージみたいな感じで、ブロードウェイミュージカルをやるにはいい場所かもと思いました。

本番が始まり、客席が暗くなると、ステージ上部にあるサーチライトが幾筋かが客席を照らす。昔のディスコみたいなイメージなのかな?

都会からきた青年が退屈な町を変えるために奮闘する・・・というのはよくある話だけど、その裏で大人たちの苦悩も描かれているというのが「フットルース」の奥深いところ。娘とうまくいかないことを悩むムーア牧師を優しく支える妻ヴァイは娘の理解者でもある。苦悩する牧師を演じるのが川崎麻世さん。前半は厳しく、迫力ある歌やセリフで圧倒されましたが、苦しみの背景にある悲しい出来事、それを乗り越えた時の牧師は神々しいような感じでした。

はつらつとしたレンや意志の強いアリエルも魅力的。あとで気がついたのですが、アリエルの恋人チャックは城田純さん。パンフレットでみた日本人離れしたお顔立ち、バルセロナ育ち、そして名前からもしや・・・と思ったらやっぱりそうでした。城田優さんのお兄さんだったんですね。(確かにカッコよかったんだけど、2階席からははっきりお顔がわからなかったので。)おっとりしていて奥手のウィラードとおしゃべりなラスティもいいコンビでした。ウィラードはかなりコミカルな役なんですが、吉田要士さんが上手で本当に面白かった。吉田さん、ミュージカルや声楽を学ぶために英国へ留学し、その間に「ミス・サイゴン・スクール」に在籍していたそうで、さすがですね。

カーテンコールももりあがりました。作中の曲をまた歌ってくれちゃうんですもの。それも、劇中ではアリエルなど女の子4人が歌う「ヒーロー」をレンの母親役の伊藤咲子さんが歌ったり、レンとアリエルが歌うラブソング「パラダイス」をムーア牧師夫婦(川崎麻世さんと川島なお美さん)のカップルが歌ったり。2階席の誰も座ってない真横席にいた男性が、伊藤咲子さんが歌っている時に、「サッコ!」とかけ声をかけてました。「それがヒーロー(サッコ!)」って。はじめ「アッコ」って聞こえて誰のことなんだろうと思ったら、パンフレットに主なキャストが手書きでメッセージを書いているところで伊藤さんが「サッコ」と書いていたので、「サッコ」って言ってたんだ〜と思いました。ペンライトはだめでも、かけ声はOK?(笑)まあカテコだからいいのかな。

1回しか観れなかったのがちょっと残念でした。今も全国公演中で、残るは8/30の富山、9/1の福岡。さすがにそこまでは行けないので、いつかまた東京でやってくれることを期待したいと思います。


◆フットルース公式サイト
 http://www.suisei-m.com/review/footloose/index.html

◆映画版「フットルース」
フットルース [DVD]

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  • 出版社/メーカー: パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
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こちらは上記のリメイク版らしい。
フットルース 夢に向かって [DVD]

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