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「メリリー・ウィー・ロール・アロング」千秋楽(11/17)行ってきました [ミュージカル]

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時間が経ってしまいましたが、渡航前にほぼできていたのにアップできなかった記事をアップしておきます。

「メリリー・ウィー・ロール・アロング」の千秋楽を観てきました。
この日はファンクラブでとった席でB列のセンター。間近で観れて感激!どっぷりメリリーの世界にひたることができました。

以降ネタバレあり。

二回目だったので前回見逃したポイントも確認できました。

チャーリーとフランクが書いたミュージカルのタイトルが「ブロードウェイの恋人」ってなんかありがち(笑)。もう一つ2人が何とか世に出したいと思っていたのは「僕らは前に進む」というミュージカルでした。まさにメリリー・ウィー・ロール・アロング。大切にしてきた作品で、この作品のために他の仕事をしたり(生活のためでもあったんだけど)、上演を目指してきたのに、どこですれ違ってしまったんだろう。冒頭親友だった3人の関係は崩れているけれど、この後彼らはどうなるんだろう。もしかしていつかまた3人で夢だった作品を上演するとか?「でも、オールド・フレンズこんな仲間が他にあるかい?な~い~ね~」と、小指を絡ませ合って。そういう結末を期待したいなと思いました。

他にもベスが歌う「いつまでも~」という歌。「全てを分かち合い共に生きる」みたいに歌ってて、これもオールド・フレンズに通じる絆の歌。この時はまさか離婚するとは思ってなかったはず。
離婚の時に、今でも俺のことを愛しているかとたずねるフランクにまたこの歌を歌うベス。「一生忘れない」的な歌詞があって、永遠の愛を誓ったはずなのにどうしてこうなっちゃったの?という悔しさと、よくも悪くも忘れられないという思いがにじんでいました。結婚の時はフランクに思いを寄せるメアリーが片隅で一緒に歌うのも切ないです。

主要な5人だけでなくアンサンブルキャストもそれぞれのキャラクターの浮き沈みを個性豊かに演じていました。
テレビ番組でハイテンションなインタビュアーをつとめた女性は過去に戻ると、オーディションで着物を着て演歌調に歌を歌い落選(笑)。アクが強いキャラクターですが、可愛げがあって倫理観もあり(フランクの離婚裁判の時の対応)清々しい。

これを書いていていろいろ思い出しすと、なんだか涙が出てきちゃって、本当にどのシーンもキャラクターもいとおしいです。

カーテンコール
1回目は小池さんがありがとうございましたとあいさつ。2回目は小池さんが指名してICONIQさん、高橋愛さん、ラフルアー宮澤エマさんが挨拶。みんなこの作品に出会えた喜びと関係者や観客に感謝。愛さんが涙ぐんだらその後のエマさんも泣き出し、初めてのミュージカルでいい作品に出演できたことに感謝してなみだが溢れて、観客も大きな拍手。

そしてカッキーは「この作品が大好きで40代まで何度でもやりたい」と。最後のシーンで友情を誓い合ったようにこのメンバーで一緒にやりたいというようなことを言ってました。

そして小池さんが感謝の言葉を述べ、「ありがとうございました~。」、と。そこで退場すればよかったんだろうけど、そうならなくて、まったり。

小池さんが大東リッキーくんを母親役の高橋さんの方へ。「リッキーは今日が千秋楽です」と高橋さん。リッキーくんはもうマイクをつけていなかったので高橋さんがかがんで自分の口元のマイクを指差して挨拶を促すと、それが上手く伝わらずリッキーくんが急に高橋さんのほっぺにチュー。その仕草とおとぼけぶりにカワイイーと大きな拍手。あらためて高橋さんのマイクから一言「ありがとうございました」と大きな声でいうとまた拍手。本当に可愛かったー。

この流れで、座長の小池さんがどうすればいいんだっけみたいになって、バンドの人に「なんか弾いてもらえるんですか」というから、アンコールになんか歌ってもらえるのかな、だったらこの曲をとか言わなくていいの?と思っていたら、どこからか「もう一回全員で挨拶!」と女性の声。「じゃあ声がかかったんで〜(笑)」と小池さんが言って、全員で手をつなぎ「ありがとうございました~」といって、ジャジャジャーンと短い音楽が流れ退場。そんなグダグダな状況でも小池さんはずっとにこにこ。本当に笑顔が素敵な人でした。

大満足のメリリーに一つ要望したいのは、ダブルキャストの子役がどっちが出ているか表示して欲しいです。キャスト表はどこですか?と聞いたら作ってないというのでどっちの子か聞いたら調べてくださり「大東くんです」と。東の方でした。(もう一人は大西くんなので)。

もうひとつの要望は、是非再演して欲しいということですね。カッキーも希望しているし、できたら今回の日本初演メンバーでまたやって欲しいですね。本当に観れてよかったです。
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