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「IF/THEN」(ワシントンDC)劇場の様子や出待ちなど [ミュージカル]

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ワシントンDCで上演中の「IF/THEN」について、私の体験をメモ的に書いてみようと思います。これからワシントンDCに行かれる方の他、ブロードウェイでご覧になる場合にも少しは参考になることもあるかも知れません。

内容についてのネタバレはありません。

◇公演数と値段
私は11/20(水)〜23(土)の4日間、ワシントンDCで観劇等を楽しみました。
観劇については以下の6公演を観て、そのうち5公演は「IF/THEN」でした。

・IF/THEN
(1)11/20(水)14:00(当日購入、J列112、93.00ドル)
(2)11/20(水)19:30(ロタリー挑戦、外れたため当日購入、L列102、98.00ドル)
(3)11/21(木)19:30(ロタリー当選、F列23、25.00ドル)
(4)11/23(土)14:00(ネットで事前購入、プレミアムシート、A列107、201.00ドル)
(5)11/23(土)20:00(当日購入、メザニン、M列10、103.00ドル)

・A Funny Thing Happened on the Way to the Forum
(6)11/22(金)20:00(前日購入、メザニン、AA18、55.00ドル)
*A Funny Thing Happened on the Way to the Forumについては別にレポートします。

◇劇場案内
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「IF/THEN」が上演されているナショナル・シアター(National Theatre)はワシントンDCのEストリートに面していて(ひさしにIF/THENと書いてあるところ、13&14ストリートの間に位置しています。(NYでは南北にストリート、東西にアベニューが交差していますが、ワシントンDCでは南北に数字のストリート、東西に英字のストリートが交差し、いずれのストリートも車がたくさん通り、しっかり歩道のある太い道路です。)最寄り駅はメトロ・センター駅で、数本の地下鉄の乗換駅になっているところです。

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写真ではちょっとわかりづらいですが、ナショナル・シアターの向かい側は四角い真っ平らな広場になっていて、視界が開けています。この写真は広場側から撮りました。

◇ロタリーについて
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開演2時間前から1時間半までのあいだにこちらで用紙をもらって名前と希望枚数(1か2)を書き、かごに入れます。1時間半前に係の人が名前を読み上げて、当選者は25ドルでチケットを購入できます。係の人に聞いたところ、ロタリーチケットは20枚用意されているそうです。

私は初日のマチネは行くだけで精一杯だったので、その日の夜と、2日目の夜に挑戦しました。初日は40人くらいいて外れてしまいました。2日目は当選して喜んでいたのですが、「RENT」だとブロードウェイではセンターブロックの最前列と2列目の席なのですが、ここのロタリーは前の方だけど端の席。私に割り当てられた席はF列23で、オーケストラ(1階席)の下手側の一番端の席でしたが、上に丸く突き出したバルコニーがかぶさっている上、端過ぎて下手側の端の方が見切れてしまい、ショック。近いけれど安いなりの席でした。それで、もうロタリーはやめようと決めました。そうすることで、時間的に余裕もできてよかったと思います。
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◇グッズ販売
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グッズなんてないかと思っていたらありました。Tシャツが2種類。黒地にロゴ入りのものと、小豆色みたいな色のにポスターの絵柄がかかれているもので、サイズはXLとSの二種類だそうです。他に、ポスターの絵柄のキーチェーンとマグネット、マグカップ(ロゴ柄だったと思います)がありました。私はなんとなくTシャツとマグネットとキーチェーンを買って50ドルでした。たぶんTシャツが30ドルで他が10ドルな気がします。Tシャツはぺらぺらの生地であまり質のいいものではなかったです。

◇座席
私は初日はセンターブロックのJ列とL列のそれぞれ通路側で観ました。舞台の間近とは言えませんが、まあまあよかったと思います。「IF/THEN」は2階くらいの高さのところで演技するところが時々ありますが、この辺の位置なら十分全体がよく見えました。欲をいえばもうちょっとセンター寄りで観たかったかな。

2日目のマチネはロタリー席でバルコニーの下だったので舞台と近かったことと、一番下手だったので上手側の舞台袖の方がよく見えて、出番前にスタンバイしているキャストがみえたりということはありましたが、作品全体を観るには残念な席でした。

4日目のマチネは日本にいる時に(それも約1ヶ月前に)プレミアムシートでこの日ならA列の真ん中がとれるとわかり、奮発して購入しておいたものでした。本当に一番前の真ん中で、見上げたすぐ上にイディナやアンソニーなどキャストがみれて、本当に感激しました。でも、正直、上を見上げっぱなしで(特に2階部分の演技の時は)首が疲れました。

4日目の夜はマチネを観に行った時、開演前に購入したのですが、土曜の夜のせいか、オーケストラ席だと前の方の一番端とその隣の2枚しかなく、端っこは懲りていたので、「メザニン(2階席)は?」と聞くと、「一番後ろの席しかない」というのです。でもオーケストラの端っこよりはいいと思って買いました。行ってみたらこの劇場はバルコニー席(3階席)もあったんですね。なのでバルコニー席が上にあるので圧迫感はあったのですが、舞台の2階での演技はなんとか観れました。ただ、斜め上から見下ろす感じになるので角度がつき過ぎて、前後のセットの重なり具合とか違和感もありました。面白かったのは手前でプリンシパルが演技しているうしろでアンサンブルが背景に溶け込んで演技している時があり、それがよく見えたことです。

ブロードウェイに行っても極端にセットが変わることがなければ、近すぎる席より数列下がった方がよさそうだし、端っこは避けた方がいいかもですね。

◇観ていて気づいたこと
私が5回観たうち、あるシーンは2回変わっていました。他にも変わったと思うところが何箇所かあったので、まだ少し手を加えているようです。最終的にどうなったか、ブロードウェイでも観てみたいです。

◇出待ち
ここではステージドアの前に柵がおかれ、柵に沿ってキャストがサインしてくれるパターンでした。

私の一番のお目当てはアンソニー・ラップ(Anthony Rapp)なのですが、今回はイディナ・メンゼル(Idina Menzel)に会えるのも楽しみでした。アンソニーは毎回必ず出てきてくれて、私のことも覚えていてくれて(東京から駆けつけたこともわかっていて)来てくれてありがとうと言ってくれたし、初回の出待ちの時はサインの他、一緒に写真をと言ったら、なぜかピースサインをしてポーズしてくれたので私もピースサインで一緒に撮りました。他の人にはしていなかったので、日本人はピースサインが好きだと思ってしてくれたのかも。「without you」のCDにもサインをもらいました。最後の日には「気をつけて帰ってね」と言ってくれました。
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イディナは私が観た2回のマチネはいずれも出てきませんでした。特に初日はマチネが14時で夜が19時半で間隔が短いので(土曜は夜は20時でした。ブロードウェイでは14時と20時のことが多い。)途中で「イディナは夜の準備があるため出てきません」と係の人から説明がありました。確かに、あれだけ熱唱したらかなり体力も使うしのどにも負担だと思うので、1日2公演は大変だろうなと思います。そのせいか、イディナだけは毎晩車が迎えにきて車で帰っていきました。

イディナはすごい人気で、にこやかには対応してくれるのですが、やや急ぎ気味な感じで、それでもどうしてもといえば写真も撮ってもらえますが、私はなんとなく遠慮して一緒には撮らなかったので、他の人が撮っているところをねらってみましたが、結構たくさんとっても鮮明な写真は一枚もなく、これくらいが精一杯でした。
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他のキャストも感じ良く対応してくれました。

「チック・チック・ブーン!」に出ていたJerry Dixonは最初の日のマチネの時はさーっと出て行ってしまったのですが夜には会えました。「東京から来たんです」と言ったら驚いていて、ちょうどそこに通ったアンソニーも「彼女は東京から来たんだよ」とわざわざいってくれて、話しやすくなり、「「チック・チック・ブーン!」のCDを持っていて、とても好きです。」と言ったら、「僕もあの作品は大好きなんだ。「30/90」と「Sugar」が特に好きな曲なんだ。」とにっこりしてくれて、とてもうれしかったです。それですっかり覚えてくれたみたいで次にあった時もまた来たんだねって感じでにっこりしてくれました。

LaChanzeも気さくな女性で、東京から観にきたと行ったら人一倍驚いて、とても喜んでくれて、会うたびにありがとうと言ってくれました。Jenn Colellaも東京から来て5回観てとてもよかったと言ったら「スウィート!」と何度も言ってくれました。私の横にいた女の子は「私は東京から来たわけでも、5回も観たわけでもないんだけど。」というと「それでもスウィート!」と言ってましたけど(笑)

イケメン役のJames Snyderは出待ちでもさわやかでした。最後の日あたりに、「毎日変わっているみたいですね」みたいに言うと、「ブロードウェイまでにもう少し変更になるかもしれないね」と言っていました。
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Jason Tamも感じ良くサインをしてくれて、東京から来たと言ったら「僕も東京は1回行ったことがあるよ。とてもいいところだからまた行きたい。」と言っていました。
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私は「RENT」が大好きで、バイブル本といわれている台本や舞台写真などが載った本にオリジナルキャストのサインを集めているのですが、初日の夜にはイディナからもサインをもらえました。喜んでくれるかな?と思ったのですが、その本をみせたらあまりに昔のもののせいかちょっと困惑している様子でした。2日目には日本から買っていった着物柄の巾着袋をプレゼントしたら、「東京から来てくれたの?昨日も来てたわよね?」と。初日はイディナには東京からとは言ってないのですが、キャストの間で話題になっていたのかも。見回しても日本人は見かけなかったので。
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キャストたちのサイン。
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木曜日、ロタリーが当たった日、席はあまり良くなかったし、道に迷って遅刻ギリギリだったのですが、終演後に出口の方に行こうとしたらオーケストラ席の最後列の後ろでトム・キット(Tom Kitt)をみつけました。大きな目と骨張った顔立ち。間違いないと思いました。誰かとふたりで話していたのですが、サインをもらえたらとペンを用意して待っていたら、知り合いらしき人数人が来て話しかけたりしていて、声をかけられないかなと思ったのですが、しばらくしたら誰ともしゃべっていなかったので「失礼ですが、トム・キットさんですよね。もしよければサインを」と(という雰囲気で)話しかけたら「Sure」と気さくにサインしてくれました。「とても美しい作品ですね。とても好きです。」と言うと「ありがとう」と笑顔でした。これがその貴重なトム・キットのサインです。わかるかな〜。
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★ワシントンDC旅行記インデックスはこちらです。

























おまけ
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コメント 4

ai

初めまして!

実は秋にこの舞台を観に行くのですが、やはりidina級となると出待ちは早く並ばないといけないでしょうか?
ご意見頂戴できれば嬉しいです。
by ai (2014-06-17 03:39) 

himika

☆コメントありがとうございます。
ワシントンDCでは柵があってキャストが柵に沿ってサインしていたので、柵に近いところにいた方がいいと思います。
その点では早めにステージドアに行くのがお勧めです。

他のキャストは並んでいる人に丁寧に対応してくれますが、イディナは大勢がサインを求めるので早足気味。
遠慮しているとどんどん進んで行ってしまうので積極的に。
ツーショット写真は撮ってもらっている人もいましたが、他のキャストのように気軽に誰にでもという感じではないので(急いでいるようにみえるので頼みにくい感じ)、やや強引にいかないと難しいみたいです。
でも写真を嫌がっているわけじゃないので、撮るとなったらにこやかに撮ってくれると思います。

頑張ってください。

私も6/18から行ってきます。
また報告しますね〜。
by himika (2014-06-17 04:06) 

ai

お返事ありがとうございます!!
映画の影響もあってより凄そうですね。
迷惑にならない程度に頑張ります^ ^

もうすぐご出発なんですね。
楽しい旅になりますように!
NYのレポ楽しみにしています(*^^*)
by ai (2014-06-17 06:58) 

himika

☆aiさん
お返事いただいていたのに旅行のバタバタできづいてなくて今ごろごめんなさい。

NYもワシントンDCと同じような感じ(お客さんはもっと多い)です。
柵の周りにうまくいけるといいですね。
(サインだけなら柵際の人の後ろでも手を伸ばせばもらえますが)。
楽しんできてくださいね〜。
by himika (2014-08-27 03:27) 

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