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「ONCE ダブリンの街角で」を観ました(12/13) [ミュージカル]

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12/13(土)のマチネで「ONCE ダブリンの街角で」を観てきました。ステージがバーになっていて飲み物が飲めると聞いて、どんな舞台なのか興味津々で出掛けました。

ブロードウェイミュージカル「ONCE ダブリンの街角で」
EX THEATER ROPPONGI
12/13(土) 13:00開演

CAST
Girl ... DANI de WAAL
Svec ... MATT DeANGELIS
Eamon ... JOHN STEVEN GARDNER
Baruska ... DONNA GARDNER
Emcee ... RYAN LINK
Andrej ... ALEX NEE
Ex-Girlfriend ... ERICA SPYRES
Reza ... ERICA SWINDELL
Bank Managet ... ANDY TAYLOR
Ivanka ... KOLETTE TELLOW
Da ... SCOTT WAARA
Guy ... STUART WARD
Billy ... PAUL WHITTY

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*クリックで拡大します。

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開演前、ステージに上がれると聞き、早めに出かけました。開場時間より前にロビー開場があり、徐々に会場まで進み、いよいよ会場へ。ステージ上にこのように半円形のバーカウンターがあり、ステージ下の左右から係員の指示に従ってステージに上がることができます。みんな、飲み物を注文したり、ステージ上におかれた楽器や、セットを眺めていました。

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セットの壁全体に配置された額のようなものはすべて鏡になっています。

写真は客席側からしか撮影できなかったためいったん客席に戻って写真を撮り、もう一度ステージに上がりました。するとキャストが出てきて、楽器を演奏しながら歌い始めます。四角い木の箱(椅子?)を叩いて太鼓のように使ったり、楽器を持ったキャストが近づきながら歌いあったり。そんな場面を間近(真後ろ)で観ることができました。3曲目か4曲目くらいで、なんとなく促されて、観客はステージを降りました。そのあともさらに歌が続き、もりあがったところで、主人公のGuyが登場します。

私はいつ行こうか迷っているうちにチケットをとりそびれ、気づいたら残りわずか。そんなわけで1列目のA列5番という席で、最前列なんだけど端の方。5番にしては隣は2席くらいしかなかったような?近いのはよかったのですが、目の前が壁で、ステージの角に演奏していないキャストが座っている時はステージの真ん中で起きていることがみえにくいことも結構あり、残念でした。

あらすじとしては、ダブリンのバーで、ある男(Guy)が失恋でやけになっていて、そこに偶然現れた女性(Girl)が彼の歌の才能をほめて、逃げた恋人にこの歌を聴かせればやり直せると励ますのですが、そうしているうちにGuyはGirlに関心を持つようになり、うまくいくのかなとおもいきや、Girlにも色々事情があり・・・みたいな話です。Guyはその瞬間瞬間の思いに正直(元カノと電話して揺れ動いたりも含めて)なのに、Girlの方は最後までミステリアス。このままGuyを彼女のいるニューヨークに行かせてしまうのか、それとも・・・と色々想像できそうな終わり方です。

私はGirlのオリジナル・キャスト(チラシの写真の)の女性を別な舞台で観たことがあり、大きな目を見開いた個性的な少女の印象があり、彼女を想像しながら今回の舞台を観ていたのですが、Girlという割には意外と人生経験豊富な女性だったんだとわかって、そこもちょっとびっくりでした。

今まであまり聞いたことがないような民族音楽、ギター、バンジョー、ウクレレ、アコーディオン、ドラム、ヴァイオリン、ピアノなど多くの楽器を立ったまま(時には踊りながら)演奏するスタイル、ヒロインがチェコ移民という設定でその母が話す時にはチェコ語?の字幕が表示される(セリフはなまった英語だけど)など、ビックリすることばかりでした。

セリフはそんなに多くなくて、歌の歌詞に意味があるのかなーと字幕を追ってみても、なんだか詩的な内容で、他の登場人物の関係性もいまひとつよくわからず(プログラムには「同居している」と書いてある若い女性レザとか)、全体的につかみ所のない話なので、察しの悪い私にはやや消化不良なところもありましたが、圧倒的なパフォーマンスは素晴らしく、一度は観る価値がある作品だと思います。


余談ですが、これを観る数日前にミュージカル好きの友人と集まった時、ロック好きの友人W氏が「「RENT」は(ロックミュージカルと言われているけど)厳密にはロックじゃない」と言い出しました。じゃああれは?これは?と話しているうち、「「春のめざめ」は?」と聞くと、「ロックミュージシャンが書いた作品で、かなりロックっぽいんだけど、観客がイェー!ってノってくるようなロックとはちがう。むしろ民族音楽に近い。」とW氏。その時はピンと来なかったけど、「ONCE」を観たら、箱をドンドンドンと鳴らすところが「春のめざめ」で床を足でドンドンドンとやったりするのと似ている気がして、W氏の言いたかったことはこれなのかな?と思いました。ちなみにW氏が認めるロックミュージカルは「ヘアー」と「アメリカン・イディオット」。ロックミュージシャンが書いた「メンフィス」は「日本で言えばGacktがミュージカルを書いたようなものだ」とのことでした。


Once: A New Musical (Original Cast Recording)

Once: A New Musical (Original Cast Recording)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Masterworks
  • 発売日: 2014/11/18
  • メディア: CD



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