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「へドウィグ・アンド・アングリーインチ」(2/12、NY)(1)怪我に負けないJCM [ミュージカル]

Hedwig_IMG_2988.jpg
NY旅2日目の2/12(木)の夜は「へドウィグ・アンド・アングリーインチ」を観に行きました。

以降、ネタバレあり。

「Hedwig and the Angry Inch」 2015.2.12 20:00
BELASCO THEATRE

ORCHC D-109 $200.00

CAST
Hedwig ... JOHN CAMERON MITCHEL
Yizhak ... LENA HALL

THE ANGRY INCH
Skszp(Music Director, Guitar, Keyboads, Vocals) ... JUSTIN CRAIG
Jacek(Bass, Guitar, Keyboads, Vocals) ... MATT DUNCAN
Krzyzhtoff(Guitar, Vocals) ... TIM MISLOCK
Schlatko(Drums, Vocals) ... PETER YANOWITZ

友人ふたりとは別に、私は1人で「へドウィグ・アンド・アングリーインチ」を観に行きました。だって、ジョン・キャメロン・ミッチェルが出るんですよ〜。観るしかないでしょう!!事前に購入したチケットは200ドル(手数料別)。1ドルが120円前後だったので24,000円くらいしたことになりますが、その価値はあったと思います。

■幸運・幸運・強運
もともと2月にNYに行くことが先に決まっていて、11月下旬にJCMがへドウィグに出ると決まって、しかも1/21から(当初は)8週間の予定ということで、ばっちり重なるということで、あまりの幸運に大興奮した私。ところが、私たちの出発直前の2/7、JCMが怪我をしてその日の深夜の公演をキャンセルとの情報が。関係者はすぐに復帰できるとコメントしていたけど不安でいっぱいでした。出発してから、友人が「JCMは14日まで出演で、そのあとの一週間はマイケルCホールが代役」と発表されたと教えてくれました。私は12日に観る予定だったのでギリギリセーフ!なんという幸運&強運。神様ありがとう!!

■痛々しいJCM
すぐに復帰ということで、それほどの怪我ではなかったのかなと思っていたのですが、へドウィグの登場シーンでそうでなかったことがわかりました。私は夏にニール・パトリック・ハリスのを観ていたので、ちがいがよくわかったのです。

まず登場シーン。NPHはステージ上部から宇宙服のようなものを来て降りてきましたが、JCMの場合はこうでした。
JCM_hed002.jpg
細かくは覚えていませんが、帰りの飛行機の中でメモしたものを再現するとこんな感じ。もうちょっと白っぽい埴輪のような衣装で、この状態で二人のスタッフが腕を持ってジョンは正面を向いたまま横に運んで来たのです。そして頭にかぶっていた金のウィッグ(金属的な)をイツハクがカパッと外し、スタッフが衣装を両側から引っ張ると真ん中でばりっと割れてそこからジョンが登場。上半身は普通ですが、左足を固定した状態だったのでびっくりしました。

JCM_hed001.jpg
網タイツにブーツではなく、生足に黒のスニーカー。でもジョンは明るく元気。そこでやっとほっとできました。(ちなみにこの絵は下絵をもとに加工したため足を開いていますが、ジョンはいたい方の足にここまで体重をかけられなかったと思います。右足で立って左足を大きくあげたりとかはしてましたが。)

この写真は別の人のですが、トークの時は基本的にこんな感じで椅子に座って、左足が曲がらないように木箱のようなものをイツハクがかかとの下に入れてあげてました。(椅子はバーカウンターにあるような一本足で低い肘掛けが座面と一体化したような椅子でした。)座るたびにそれをしてあげなくてはいけなくて、ちょっとでも遅れると、へドウィグに怒られる(というネタ)という感じでした。
hedwig_8.198861.jpg

でも歌う時には立って歌っていたし、動ける範囲で動いてはいました。きんきらした松葉杖を使う時もありました。途中で、イツハクが何かを(たぶん冷やすもの)を巻いてあげたりしていたので、本当はつらかっただろうけれど、そんな感じを微塵も感じさせず、むしろ怪我をしたことをネタにしたりしてました。

hedwig-275108-21.jpg
このシーンはもともと交通事故のネタなので、足の怪我を絡めて笑わせていたと思います。ゆっくりならふつうに歩くこともできるのですが、わざと両足をのばしたままロボットのようによちよち歩いて笑いを取ったりもしてました。

舞台中央に止めてある車を利用しての早替えやウイッグの付け替えもジョンひとりではできなかったようで、ジョンが後ろを向くとイツハクがウィッグをかぶせてウイッグの付け替えをしていました。また毛皮の衣装を着る時には、本来は車のボンネットの中から着替えて出てくる訳ですが、ステージ上で生着替えとなりました。つまりデニムのオーバーオールの前の布(スカート的な)を剥がし、前ファスナーを降ろし、下は半ズボン状態なので足首までさげて脱がせてあげて、黒キャミ姿になったところでイツハクが毛皮の衣装を着せるという、何から何までイツハクの介助なしに進まない感じでした。

でもさすがはベテラン。全く動じることなく、とても楽しそうに演じていましたね。

長くなりそうなので、続きは別記事にて。

*インデックス
 →NYの旅2015年2月のインデックス



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