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「へドウィグ・アンド・アングリーインチ」(2/12、NY)(2)感想と画像 [ミュージカル]

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「へドウィグ・アンド・アングリーインチ」の続きです。写真満載です。上の写真は劇場前の扉に描かれたJCMへドウィグの顔。

以降、ネタバレあり。

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ベラスコ劇場の看板。

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地下鉄の駅に貼ってあったポスター。

◆感想
こちらに引き続き、感想です。ヘドウィグのストーリーは省略。知っているものとしてレポートします。

イツハクのドイツ語訛り?の場内アナウンスからはじまります。前回報告した通り、へドウィグの登場は上からでなく上手側から運ばれてきます。左足を真っ直ぐに固定した状態ながらもジョンはとても元気なようすで「Tear Me Down」もパワフルに歌ってくれます。

でもトークになると椅子に座って片足を真っ直ぐのばした状態(その下に箱をおくのはイツハクの役目)。交通事故のニュース画像が大きく映し出されると、たぶん足の怪我と絡めたネタで笑いを取っていました。舞台正面奥にドアがあって、その向こうが元恋人で彼女(=ヘドウィグ)の曲を奪って有名になったトミー・ノーシスのコンサート会場という設定で、本来は(ニール・パトリック・ハリスの時は)ヘドウィグがドアを開けて、「感謝したい人がいる。それは・・・」のあとに自分の名前が出ないことに失望してドアを閉める、というのをするのですが、そこはイツハクが代わりに開け閉め。そのあと、ステージの左右にある壁を蹴飛ばして袖にスライドさせる、というのもイツハクが代行。

ヘドウィグが子どものころの話をして、オーブンの中に顔を突っ込んでラジオを聞いていたという話をする場面、NPHはセンターにおいてあるアメ車のボンネットに頭を入れていた気がするのですが、ジョンの場合は車の手前の椅子に座った状態でイツハクが持って来た真上を向けた(テーブルみたいに)譜面台に上半身を横にして頭を乗せる形で代用していました。

NPHは少年のようなやんちゃっぽいヘドウィグでしたが、ジョンはもっとつややかな感じで色気がありました。怪我していたので生足でしたが、足が細くて白くて、少女っぽさもありました。歌声は映画版で観た時と変わってない感じがしました。50歳過ぎてるのに。そんな感じはしませんでした。

私は正直「Origin of Love」ってそんないい曲と思ってなかったんですが、ジョンが歌うのを生で聴いて、はじめていい曲だなーと思いました。

「Sugar Daddy」のカーウォッシュのシーンはNPHのように客席に降りて観客にというわけにはいかないので、ステージ上で足を開いたヘドウィグに仰向けのイツハクが奥側から顔をヘドウィグの下にスライドしてきてそれで代用。もうなんでもOK。だってJCMだもん。観れただけで幸せ。

「Angry Inch」はパワフル。「Wig in a Box」では、曲の中に出てくるファラ・フォーセット風とかのウィッグをイツハクがパッとかぶらせてあげてました。みんなで歌うところでは、字幕も出るのですが、ジョンが次の歌詞を言ってくれて観客が歌いやすいようにしてくれてました。

どこかでヘドウィグがイツハクに抱きついて、イツハクのズボンの後ろのポケットから携帯を引っ張り出してチェック。浮気を疑ったのかヘドウィグは怒っていて、そのあと観客を指名してステージにあがってもらいます。それがとんでもなく太った男性で、階段をあがるのも大変そうで、「怪我しないでね、私みたいに」的に声をかけていたと思います。で、その太った彼の携帯番号の最初の何桁かを聞いて(たぶん)、イツハクの携帯から電話しようとして(?)、でもうまくできないのか気が変わったのか、途中でやめます。それでその太った男性にはまた席に戻ってもらいます。この辺のトークはよくわからなかったので、こんな雰囲気ってことで(笑)。

「Wicked Little Town」のあと、ヘドウィグが顔を拭いてメイクが写った(という設定の)タオルを客席に投げるはずが、ジョンはステージ上にポイッと落としただけで客席には投げませんでした。

このあとイツハクが歌う「The Long Grift」、「Hedwig's Lament」「Exquisite Corpse」「Wicked Little Town(reprise)」と一気に駆け抜け、最後の「Midnight Radio」と進んでいくのですが、この辺りは盛り上がり過ぎて私の記憶も曖昧。「Midnight Radio」でイツハクが出てきたあとくらいからか総立ちだったことは覚えています。トミーの姿になったジョンが美しかったこと、イツハクのリナがいつもながらハイレグ姿でそれまでは仏頂面(役柄で)だったのが笑顔で、会場が一体化して盛り上がりました。

色んな幸運が重なって、憧れのJCMのヘドウィグが観れました。本当に極寒のNYまで行った甲斐がありました。


◆出待ち
この日はものすごく寒かった上、ジョンも怪我をしているということで会えるのかどうか不安でした。それでもこれだけの人が待っていました。
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私のとなりに立っていた女性は着物姿で見るからに寒そう。かなり経ってから「日本の方ですよね?」と声をかけました。ジョンの大ファンらしく、ヘドウィグのタイトルをフルで縫い込んだバレッタをつけていました。あまりに出て来ないので不安になった頃、私の反対隣の女性が「昨日も1時間くらい出て来なかったんです」と教えてくれました。その人も日本人。気づいたら日本人が3人並んでいました。そっちの人は、ヘドウィグの顔を自分で彫ったというはんこを持っていて、「プレゼントを渡しても大丈夫ですか?」と聞かれたので、「私もステージドアでプレゼントすることもあるし、大丈夫だと思いますよ。」と伝えました。

あまりの寒さにカメラもスマホも冷えきっていて、壊れないようにとポケットの中で暖めていました。

*お願い*
 キャストの写真は他で使わないでくださいね。

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先にリナ・ホールが出てきました。ステージ上ではラスト以外は男装ですが、実際はきれいな人です。プレイビルにサインをもらいました。こちらの写真です。

そして凍えながら待つこと約1時間。大歓声とともに、ついにジョン・キャメロン・ミッチェルが出てきました。出口の両側にファンが並んでいたのですが、ジョンは真っ直ぐ車の方向へ。途中近くにいた人とは少し話をしていたみたいです。私は写真を撮るので必死。寒さでフラッシュがなかなか作動せずやっと撮れた数枚のうちマシな3枚をアップします。

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写真に夢中になっている間に、ジョンと一緒に出てきた人がカゴに入ったキャンディーを配っていることに気づき、必死で手を伸ばしました。うっかり(いや、かなり意図的に、笑)2個取ってしまいました。ジョンは怪我をする前からサインはせずに、サインの入った棒つきキャンディー(その名もSugar Daddy)を配っているようなのですが、この時はなぜかこういう円筒形のものでした。

実はほんのさっき初めて開けたのですが、毒々しい色のキャンディで一番端のグレーのを食べてみたらすごくマズかったです。私が嫌いなリコリス味?よくわからないですが、日本ではありえない、薬っぽい味でした。他のは食べる気になれず、未だに放置。何とか食べるか、捨てるか(笑)して、包装紙だけとっておこうかな。
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最近、夜はくたびれてやりたいこともわずかずつしか進められない日々、写真の準備などちょこちょこやりながら、やっと完成しました。今後ものんびり更新ですが、気長におつきあいください。

*インデックス
 →NYの旅2015年2月のインデックス

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