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「会津会」の新年会に参加しました #会津 #八重の桜 [会津]

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少し前の話になりますが、1/20(月)17時30分から、上野精養軒で会津会の新年会がありました。私は昨年秋から入会したので、新年会ははじめてでした。総会とちがって、案内のハガキには式次第のようなものもなく、どんな内容かわからないけれど、とりあえず行ってみようと思った私はチャレンジャー?(笑)。ついでにもうひとつチャレンジしてみました。

(上の写真は前回と同じですみません。)

◆どうしても会いたかった人
もうひとつのチャレンジというのは、ある方を会津会にお誘いすることでした。仮にKさんとします。Kさんとはネット上で会津と全く関係ないことでたまにやりとりする程度でしたが、ある時、Kさんが柴五郎さまのお血筋の方とわかり、「この方を会津会にお誘いしなければ」と勝手な使命感でいっぱいになりました。

私は父や父の先祖が会津の出身というだけで、歴史に名を残すこともないような家の出ですけれど、柴五郎さまといえば「ある明治人の記録―会津人柴五郎の遺書」のもとになった幕末から明治の会津のできごとや会津の人たちがどれほどの辛酸をなめてきたかを詳細に綴った文章を書き残されて、今のお殿様をはじめ、会う人ごとに「「ある明治人の記録」を読みなさい」といわれたくらい会津では有名な方なのです。直接面識はないけれどずうずうしくKさんを会津会にお誘いしたところ、お仕事の都合をつけてきてくださいました。

◆会津会の流れ
上野精養軒の中の会場に行ってみるとかなり大勢の方がいて、最終的には135人になったそうです。Kさんとも無事に会うことができました。事務局の方も前回初めてお会いしたのに、私を覚えていてお声をかけてくださり、「席を確保しておいた方がいいわよ」と教えてくださったり親切にしていただきました。まだ知り合いが少ない私にはうれしいことでした。

・会長挨拶
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開会のあと、郡荘一郎会津会会長からご挨拶がありました。会長によると、会津は年間の観光客の人数が、震災前は390万人だったのが震災で1/10に減少してしまったが、昨年はNHK大河ドラマ「八重の桜」の効果で400万人を越えたそうです。
この勢いが続いてくれたらと思います。

・近況報告
遠藤輝男幹事長による近況報告では、現在会員は700名を超え、60歳などの節目で入会される方も多いとのことです。また、昨秋の総会では会津の名産品の販売がありましたが、とても好評で完売したそうです。
私も、懐かしい「九重」や「打ち豆」や会津のお米などを買いました。

・来賓祝辞
松平家第14代ご当主である松平保久氏より
悲劇の歴史がクローズアップされがちだった会津が「八重の桜」で見直され、会津と京都のつながりも再発見できた。京都の経済界からは今も山本覚馬が尊敬されている。鶴ヶ城の八重さんの像の隣に司馬遼太郎さんの碑ができた。ここに来ている人たち全員が会津親善大使のつもりで宣伝していってもらいたい。

会津若松市副市長の田辺賢行氏の市長挨拶の代読より
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会津ドラマ館は1年間の活動を終え閉園した。当初60万人を予想(期待をこめて)していたが、611,558名の来場者があり、目標の60万人を突破した。平成27年には福島デスティネーションキャンペーンを実施予定で今年はそのプレキャンペーンの年にあたっている。会津は日新館など、以前から教育に力を入れているが,開学20周年になる会津大学をはじめ、次世代をになう人材の育成に力を入れていきたい。防災、地域福祉、医療、安定した雇用にも力を入れ、若者が住み続けたい町、よそからも来たい町になるよう会津ブランドイメージを大切にして行きたい。ふるさと会津への力強いご支援をお願いしたい。

・新春に思う 会津会顧問の渡部喬一氏(弁護士)より「動かす力」
ホテルニュージャパン火災事件の遺族側弁護団長もつとめられた弁護士の渡部様はご著書の「動かす力―「法律三分、人間七分」の弁護士“魂” 」からお話をしてくださいました。「法律三分、人間七分」というのは、法律だけでは人をさばけない、暴力団の親分でもその心に触れてよく話せば問題は解決するのだということで、ホテルニュージャパン事件では、多数の死傷者が出たにもかかわらず無責任な発言を繰り返す横井社長に「人の命は地球よりも重い」と喝破されたそうです。その他、同郷の友人である小室直樹氏や渡部恒三氏についても、小室氏に本を書くことを勧めそれがベストセラーになった「ソビエトの崩壊」だった、などのエピソードを語られました。

・乾杯 名誉会員 松平恒忠氏
ここでようやく会食となりました。
食事の合間に、色んな方と名刺交換をしました。会津会に誘ってくださったYさんに柴五郎さまのご末裔のKさんをご紹介したところ、とてもよろこんでくださって、私とKさんをたくさんの方に紹介してくださいました。お殿様(松平保久氏)はすでに退席されていましたが、松平恒忠氏から、会津会で活躍されている方々などをご紹介くださいました。みなさま、「こちらは柴五郎さまの〜」というと驚かれたり喜ばれたりで、お誘いできてよかったと思いました。

レキシズルでお世話になった渡部麗さん(松平容保TERAKOYAのレポ前編後編あり)、前回ご挨拶させていただいた「炎は消えず 瓜生岩子物語」を書かれた廣木明美さんとも再会。
廣木さんはKさんが柴五郎さまのご末裔と知ると、「「ある明治人の記録」は涙なしには読めませんね」とおっしゃっていました。本当にそのとおりです。

山川健次郎さまのご末裔だという美しいご姉妹とお母様にもお目にかかりました。とても気品あふれる方々で「会津会に入ってまだ3年なのに」とご謙遜され、いえいえこちらこそ数ヶ月前に入ったばかりと恐縮しました。

Kさんとも色々お話しできました。個人情報でもあるので細かくは書けませんが、大まかにいうと、柴五郎さまは娘さんがおふたりいらっしゃって、その子孫にあたる方だそうです。また、柴五郎さまが晩年自ら命を絶たれたお家も残っているのだとか。お話しするうち、ほぼ同年代ということもわかり、話が弾みました。本当にお目にかかれてよかったです。

知り合いが増えていくと楽しくなってくるし、色々な分野で活躍している方たちが集まっているので、すごく新鮮に感じます。会津にゆかりのある方だけでなく、会津に関心のある方なら誰でも入れるとのことなので、ご興味があったら是非参加していただけたらと思います。私もなるべく参加しようと思っています。


◆会津会の連絡先
 〒112-0011 東京都文京区千石1−4−16
        会津学生寮内
 会津会
 TEL 03-3946-8159


◆参考文献
ある明治人の記録―会津人柴五郎の遺書 (中公新書 (252))

ある明治人の記録―会津人柴五郎の遺書 (中公新書 (252))

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 1971/05
  • メディア: 新書


炎は消えず 瓜生岩子物語

炎は消えず 瓜生岩子物語

  • 作者: 廣木 明美
  • 出版社/メーカー: 文芸社
  • 発売日: 2013/07/01
  • メディア: 単行本
*この本についてはこちらの記事でもご紹介しています。

動かす力―「法律三分、人間七分」の弁護士“魂” (Big birdのbest books)

動かす力―「法律三分、人間七分」の弁護士“魂” (Big birdのbest books)

  • 作者: 渡部 喬一
  • 出版社/メーカー: ベストブック
  • 発売日: 2011/03
  • メディア: 単行本



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コメント 2

makimaki

訪問しました
by makimaki (2014-02-05 17:25) 

himika

☆makimakiさん
ご訪問ありがとうございます。
ブログ拝見しました。映画がお好きなんですね。
by himika (2014-02-05 19:14) 

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