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「タイトル・オブ・ショウ」(8/2昼)観てきました [ミュージカル]

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8/2(土)13時開演の「タイトル・オブ・ショウ」を観てきました。もちろんカッキー(柿澤勇人さん)が目当てですよ〜。彼の出演した「海辺のカフカ」と同じ蜷川氏の演出の「太陽2068」(綾野剛さんなど)は目を背けたくなるようなシーンがあったりとか色んなことで感想を書く気力がまだなくて、すみません。

以降、ネタバレあるかも。

ブロードウェイ・ミュージカル「タイトル・オブ・ショウ」
シアター・クリエ
作詞・作曲 ジェフ・ボーウェン
脚本 ハンター・ベル
翻訳・訳詞・演出 福田雄一
音楽監督 八幡茂

CAST
ジェフ  浦井健治
ハンター 柿澤勇人
ハイディ 玉置成実
スーザン 佐藤仁美

ラリー  村井一帆

■全力で歌い踊り笑わせる
「タイトル・オブ・ショウ」を観たのははじめてで、「ミュージカルを作る過程をそのままミュージカルにした」ということは一応知っていたけれど、それ以上の予備知識がないままの観劇。最初からわざとらしいくらい歌い踊る4人(ラリーはピアニスト。たまにしゃべるけど。)。そしていきなり「オカマにエビを取られた」という電話。なんだそりゃ?そこから浦井さんのボケとカッキーのツッコミの応酬。ミュージカルなのかお笑いコントなのか混乱するくらい、笑えるネタが満載でした。

■キャストは4人だけ
キャストは作曲家のジェフ、脚本家のハンター、それぞれの友人の女優のハイディとスーザン。ハイディはスリムで可愛い系、スーザンはちょっとおばさんぽい(という設定)。同じく作曲家と脚本家のバックステージものである「メリリー・ウィ・ロール・アロング」(スティーブン・ソンドハイム作)をちょっと思い出しました。留守番電話のシーンは「RENT」っぽいですが、それもソンドハイムの「カンパニー」を元ネタにしていると思われるので、やっぱりソンドハイムは基本かなと思いました。

■危ないネタも満載
既存のミュージカルをネタにした部分も多く、ミュージカル好きには楽しい内容。ブロードウェイネタも多いので、ブロードウェイに行ったことがあればなお笑えます。浦井さんやカッキーが出演したミュージカルやその演出家のネタなどもあり、「映画をもとにしたミュージカルも多いよね」っていう話の時に、あれこれタイトルをあげたあと、浦井さんとカッキーがダブルキャストで出演が決まった「デス・ノート」についてはこれはありだねみたいに言うとか、新しい時事ネタもあって、外国の話をただ翻訳しただけではなくリアルなネタが入っていて、まさに彼らがミュージカルを考えているという雰囲気も出ていました。カッキーがセリフの指導の時に変なしゃべり方をして何だろうと思ったら「一音落としたらクビになる〜」と(笑)。某劇団の有名な母音法ですね。

■キャストについて
浦井さんは初めてみましたが、目がキラキラして、一瞬惚れそうになりました(笑)。私は最前列の下手側だったのですが、浦井さんが目の前に立つことも多くて、可愛い人だなと思いました。でも基本、カッキーのファンなので、目の前に浦井さんや女優さんたちが立ってるのに上手側のカッキーを見ちゃったりした時もあって、それは本当に申し訳ないです。

カッキーは前半から大汗をかきながらの大熱演。込み入ったやりとりも難なくこなし、もともとの彼の天真爛漫で少年ぽいキャラがこの役柄にぴったりはまって、楽しく観ることができました。そして笑顔が可愛い〜。

玉置さんも初めてかな?本当にスタイルがよくて(足が細くて長い!)可愛い人でした。こういうキャラにありがちないじわるっぽいところもなくて、どっちかというとボケ担当。可愛い顔で、「○○のオーディションで△△の役をやった」とかいうんだけど、「その演目にそんな役あった?(実際はないでしょ?)」とみている方もツッコミを入れたくなるほどでした。

佐藤さんは「フル・モンティ」でみたはずなんですが、全然イメージがちがいました。この作品ではオバさんぽい役になり切っていました。ダンスも歌も下手という設定で、みんなが歌っているのにハモらずにずれたところを歌うってかえって難しいのでは?と思いました。可愛いハイディに差をつけられがちな設定ですが、私がオバさんなせいか、頑張れ!っていう気持ちにもなったりして、そういうところがうまいなと思いました。

■タイトルについて
これはややネタバレだけど、「title of show」と小文字の原題から考えてきっとこういうことだろうなと思ったことが当たってました。ずいぶん適当につけたもんですねえ。それが逆にインパクトがあったんでしょうが。この話の大半が実話というのもすごいですね。ミュージカル・フェスティバルを経て、オフ・ブロードウェイ、ブロードウェイと進んでいって、その過程でさらに経緯を書き加えていったらしいです。そういうナマモノ感も魅力だし、日本でやれば日本のタイトル・オブ・ショウになるのが楽しいですね。

■CD
Title of the Show

Title of the Show

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Ghostlight
  • 発売日: 2006/07/25
  • メディア: CD



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