「ゲキ×ソニック！」初日（9/14）に行ってきました

ちらしも何もないので公式サイトのスクリーンショットです。

9/14(土)と9/15(日)の２日間行われた「ゲキ×ソニック！」に行ってきました。劇団☆新感線の音楽を演奏する「Shinkansen Kanmuri Okazaki Metal Battery」略してSKOMB（スコンブ）と、昨年上演された雪之丞一座公演「サイケデリック・ペイン」から同名の劇中バンドが出演するという企画です。

私はサイケデリック・ペインの方に興味があり、（特に綾野剛さんに）観に行くことにしました。オールスタンディングのライブ初体験ということで、期待と不安と緊張をしつつ、行ってきました。

ゲキ×ソニック！　9/14(土)19:00開演（Shibuya-AX）

SKOMB
　岡崎　司　ギター
　冠徹　弥　ボーカル
　大桃俊樹　ベース
　梅棹裕也　ドラム
　高井　寿　ギター
　松田信男　キーボード

サイケデリック・ペイン
　詩音（福士誠治）　ボーカル
　魁人（綾野　剛）　ギター
　麗次（内田朝陽）　キーボード
　準　（前川紘毅）　ベース
　翔太（松田　翔）　ドラム
　レディ・パンドラ（片瀬那奈）　ゲストボーカル

プロデューサー　細川展裕


18時開場で19時開演といえば、開演までに行けばいいのかなとつい思ってしまうのですが、整理番号順に入るらしいので、18時過ぎくらいに行ってみました。そうしたらもう若い番号の人たちの入場が始まっている状態でした。


芝生の右側に集まっているのが1000番までの人。ある程度番号順に並んでいるのかな。それを「４００番までのお客様どうぞ」、「４２０番までのお客様どうぞ」みたいな感じで２０人ずつ（最初の方は１０番ずつだったかな？）入場させる方式。私は結構早めにチケットを取ったつもりだったけど、整理番号は１１５９番で当分順番が回って来なそうって感じ。でもあまり前の方だと、混雑していてぶつかったり足を踏まれたり危険だと（一般的なオールスタンディングのライブの注意として）聞いていたのである意味ほっとした面も。ロッカーに預ける必要がないように最小限のものを小さいバッグに入れてふだんあまり履かないスニーカーもちゃんと履いていきましたよ。

私が入場したのは開演２０分前くらい。後ろに３〜４列あるくらいの場所（さらに後ろの一段高くなっているところにも人がいたけど）。２階席は関係者席らしく、ゆったり座ってみていてうらやましい。開幕までにすでに足が痛いし（笑）

まず先にSKOMBが登場。
ボーカルの冠さんとギターの岡崎さんがメンバーであとの方はサポートの方みたいです。冠さんが強烈なキャラで、スキンヘッドだし、声もド迫力で、でも関西ノリの感じなので面白い人でもあるんですが、とにかく圧倒されるようなライブでした。男らしさ爆発みたいな（笑）

上手く説明できないので動画を探してみました。この歌を歌ったかどうか、もはやわからないけれど、こんな感じの方でした。

参考動画


私はSKOMBのファンとサイケデリック・ペインのファンが半々くらいなのかな〜と思ったのですが、どうもサイケデリックのファンが大半だったらしく、冠さんもそれをわかっていて、みんなサイケデリック・ペインを見にきたんだと思うけど、その前にちょっとつきあってや、みたいなことを言いつつ、うまく観客を自分のペースに引っ張っていました。

劇団☆新感線をみたことがなかったので、なじみのない曲が多くて、どうついていったらいいのかわからず困惑。詳しい方にあとで聞いたところによると「まちがえました〜」というサビが印象的だった曲と「明けない夜は長い」と歌う歌は「メタルマクベス」の曲なんだそうで、後者の歌は舞台では森山未來さんが歌っていたんだとか。

確かに森山未來さんが歌ってる動画もあった！あまりにも雰囲気がちがってビックリなんですけど（笑）

参考動画


そんな中、「井上陽水のカバーをやります」というので、よかった〜と思ったのですが、「氷の世界」て知らなくて・・・。そのあと、いったんはけたあと、裸の上半身に黒いガムテープでバッテンを貼って、人の頭の大きさくらい盛った金髪のカツラで出てきたと思ったら、「紅をやります」というので、「X-Japanか〜。それならわかるかも。」と思ったけどどうも変。サビのところで、頭の上で両手をバッテンにして「バツ！」と言いながら１回ジャンプしろというし、歌も「紅」じゃなさそう。私もそんなに詳しくないので、「紅」の前半てこんな曲だっけ？と思っていたのですが、サビもちがうし、たぶんX-Japanのパロディみたいな曲？とだんだんわかってきました。でも、SKOMBのライブが終わったあと、「井上陽水の歌も知らなかったし、X-Japanの歌も知らなかったな〜」とか言っている男性（それほど若くない）がいて、いや、X-Japanじゃないと思うよ、とつっこみたかった。「氷の世界」の方は本当に陽水の歌だったみたいなんですけど。


開始が１０分遅れたので、後半のサイケデリック・ペインのライブが始まったのも20時10分くらいからだったかな。

「サイケデリック・ペイン」はなんか前から気になってはいたのですが舞台を観たことはなくて、あとになって綾野剛さんが出ていたこと（そしてリアルにギターも弾いていた）を知り、しかも主演は「RENT」に出ていた福士誠治さんだったとわかり、プロモ動画をみてにわかに興味がわいてDVDを買って観てみたのです（ここに軽く感想あり）。で、話としても面白いし、歌がとにかくカッコよくて（布袋寅泰さんだし）気に入って、偶然このライブを知り、絶対観たい〜！と思い、観ることにしたのでした。

こちらは知っている曲ばかりで、どの曲も好きなので、すごく楽しかったです。

参考動画

これはたぶんプロモ動画。『神様(ジーザス)アンタに喧嘩を売ってやる！』


カーテンコールとのことなので、舞台の雰囲気がわかりやすいかも。この曲『Psychedelic Boogie Man』もいい曲。

お目当ての綾野さんを結構見ていたんですが、ギターちゃんと弾いてるしかっこいいな〜と思いました。肩にかかるくらいのウェーブヘアだったので、最近こんな髪型なのかなと思ったら「このカツラをかぶってギターを持つとキャラが変わるんだ」と発言。「カツラって言うなよ」と福士さんにつっこまれてました。あまりしゃべらない綾野さんに「どんな気持ちでそこに立ってるの？」と聞く福士さん。「世界を変えるためだよ」とワイルドな感じで応える綾野さんに「カッケ〜」と喜ぶ福士さん。そこに前川さんが「楽屋でも、みんな「ドキドキするね」とか言いあってる時にだまっているから、どうしたのと聞いたら「神様が降りてきてんだよ」って言ってた」と暴露。「カッケ〜」と福士さん。本当に独特の存在感でした。スリムだけど声はワイルド（あまり通らない声だけど）。でもたまにみせる笑顔がキュート！

ベースの前川さんもルックスは可愛いけど声はやんちゃっぽくてソロで歌う部分もよかったです。キーボードの内田さんはなぜか口紅を片方大きくはみ出したようなメイク。ひとりだけ雰囲気がちがうのでそこもつっこまれてました。舞台では悪魔の役レディ・パンドラを演じた片瀬さんは天使の歌も歌いたいといって、福士さんとデュエットも。（福士さん演じる詩音の夢の中に天使があらわれて恋に落ちるというストーリーなので）。福士さんが天使のソフィーへの思いを歌うバラードも素敵でした。福士さんはカッコいいし、おちゃめなところもあり、人を惹き付ける力のある人だなとあらためて思いました。ドラムの松田さんがしゃべるところはほとんどなかったですが、曲のかっこよさのベースはドラムのかっこよさだと思うので、とてもよかったです。

ちなみにSKOMBのギターの岡崎さんとキーボードの松田さんがサポートとして参加していました。ふだんはそれぞれ別々に活動しているメンバーだから、サポートがいると安心ですよね。でも、キーボード（内田さん）もギター（綾野さん）も上手かったと思うんですけど。

サイケデリック・ペインのライブが終わっても観客の拍手は鳴り止まず、ドラムとキーボードとベースの３人が出てきて、アンコール演奏をはじめます。そのあとギターも加わって４人で演奏。その２曲はキーボードの内田さんの作曲だったそうです。そのあと福士さんが出てきて、今回のために前川さんが【何か新しいことを使用よ」と作曲してくれたという曲「リセット」を歌ってくれました。

これでアンコールも終わりなのかなと思ったらそうではなくて、サイケデリック・ペインの曲に戻って
『Psychedelic Boogie Man』。そして西洋の鎧兜みたいな格好の冠さんも登場してみんなで歌う『神様(ジーザス)アンタに喧嘩を売ってやる！』が本当のラスト。一番聞きたい曲が最後にまた聞けて、本当に満足。気づいたら21時45分。45分もオーバーしてる！盛りだくさんのアンコールでした。

楽しかったけど、本当に足が疲れました。早く帰りたい。でも原宿まで歩かなくちゃいけないし、駅の手前には大きい歩道橋もあって、階段の上り下りもしなくてはいけない。必死で歩きましたが、それがある意味リハビリになったのかも。その日は本当に足が痛かったですが、翌日にはすっきり。いや〜、でもハードでした。よほどのことがない限り、もう無理、って思った、初オールスタンディング体験でした。

◆公式サイト
　http://smartriver.jp/gekisonic/

タグ：綾野剛 サイケデリック・ペイン 福士誠治