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off-BW版「Avenue Q」(6/22夜)観てきました [ミュージカル]

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ニューヨーク最後の夜は悩んだ末に「Avenue Q」を観に行きました。日曜の夜の演目が少なく、オフ・ブロードウェイ作品で何かないかと探していて、ガイドブックに載っていた「スリープ・ノー・モア」にも興味があったのですが(閉館したホテルという設定の建物内を自分のペースで見て回るというものらしい)場所が27St.とちょっと遠かったり、最後の夜に歩き回るのもどうかなとも思ったのです。「Avenue Q」なら内容もわかっているし楽しいので、最後にふさわしいと思いました。

以降、ネタバレあり。

「Avenue Q」 2014.6.22 19:30
NEW WORLD STAGES (STAGE 3)

ORCHC G-102 $95.50

CAST
Princeton, Rod ... DARREN BLUESTONE
Brian ... NICK KOHN
Kate Monster, Lucy & others ... VERONICA KUEHN
Nicky, Trekkie Monster, Bear & others ... JASON JACOBY
Christmas Eve ... SALA IWAMATSU
Gary Coleman ... DANIELLE K. THOMAS
Mrs. T., Bear & others ... MAGGIE LAKIS
Ensemble ... LISA HELMI JOHANSON, JED RESNICK

一度ブロードウェイまで行ってトニー賞まで受賞した「Avenue Q」ですが、惜しまれつつクローズ・・・と思ったら、ちょっとあとにオフ・ブロードウェイで再上演と聞きビックリしたのはいつだったか。調べたら2009年でした(→赤いブログの関連記事)。それから5年も続いているのは根強い人気の証明と言えるでしょうね。2匹目のドジョウを狙って同じプロデューサーが「RENT」をオフで復活させましたが(同じ演出家の新演出で)そちらは1年1ヶ月でクローズしてしまいましたからね。「Avenue Q」の方は細く長く続いていきそうです。

NEW WORLD STAGESはひとつの建物の中にオフ・ブロードウェイの劇場がいくつかあり、「アルター・ボーイズ」や「RENT」でも行ったことがあります。STAGE 3に入ってみると、ブロードウェイと比べて大分狭い感じ。私は偶然センターブロックの下手通路際で、ラッキーと思いました。座ったとたんにウェイトレスが飲み物の注文をとりに来てなんとなく注文してみました。他の人も結構頼んでました。

ステージも客席も狭いけれど、始まればブロードウェイで観たのと同じ印象。狭さを感じませんでした。

■あらすじ
大学を出たばかりのプリンストンが安いアパートを探してアベニューA、B・・・とめぐっているうちにQまで来て(笑)、たまたま空室をみつけて入居するのですが、元有名子役のゲーリー・コールマンが管理人をつとめるアパートは訳ありな人ばかり。そこでであった幼稚園教師のケイト・モンスターと互いに引かれあうプリンストンでしたが・・・。

人間とモンスターが登場し、ふつうに人間が演じているキャラクターの他に、人間のパペットとモンスターのパペットがいて、パペット同士のベッドシーンがあったり、人種や宗教やセクシュアリティの差別を茶化したりとブラックユーモアたっぷりの大人のミュージカルです。

■感想
プリンストンやロッドを演じたDARREN BLUESTONEは長身でまあまあイケメン。ロッドの時は内股っぽくなったりして、自信なさげな若者プリンストンとのちがいをうまく演じ分けていました。

ケイト・モンスターを演じたVERONICA KUEHNは可愛くてちょっと色っぽい人。縁者とパペットを似せることが多いのですが、VERONICAは髪の毛が長く、おかっぱのケイトのパペットとは似ていませんでした。同じ人が演じるルーシーはあまり色っぽくなかった気も。でも、パペット同士のエッチシーンはかなり激しかった(笑)

余談ですが、「IF/THEN」に出てくる幼稚園教師のケイトはかなり豪快なキャラではありますが、幼稚園教師のケイトといえば「Avenue Q」からとったと思ってしまうのは私だけではないはず。

クリスマス・イブはSALA IWAMATSUで、私がブロードウェイで観た時に出ていたAnn Sandersのように、スリムでハキハキした感じの方。オリジナルのAnn Haradaだけがふくよかな感じだったのかな。ちなみにAnn Sandersは「IF/THEN」に出ていました(スティーブンの妻の役)。

あとはちょっと記憶が・・・。


内容に関してですが、相変わらずの面白さ。観客も大いに笑っていました。結構客席も埋まっていたようでした。若い人もいましたが、全体的には年齢層が高めだった気もします。

「Purpose」の中で段ボール箱たちが踊るシーンで若干振付けが変わったような?この時はちょっとステージが狭く感じたので変えたのか、変わったようにみえたのか、そんな感じでした。

私の楽しみは二幕。「The Money Song」でアベニューQの仲間たちに寄付を求めてもみんな貧乏なのであまり集まらない。そこでキャストが客席に降りて寄付を集めるのです。それを狙ってコイン(あまり使い道のない1セントコイン)を用意しておき、帽子を持ったキャストが来たら寄付。私はプリンストンにコインをあげたらキスしてくれました(もちろんパペットからのキスですが)。こういう参加型のショーは本当に楽しいですね。

明日は帰国というしんみりしがちな夜を楽しませてくれました。ありがとう。

といいつつ、出待ちもせずにホテルに帰りました。

■おまけ
こちらでもすでにご紹介していますが、毎夏、ブライアントパークで開催される無料でミュージカルのキャストによる歌が聴けるイベント(Broadway in Bryant Park)での「Avenue Q」のパフォーマンスに、私が観た時のキャストが出ていたのでもう一度ご紹介します。

曲目はクリスマス・イブがメインでケイトとともに歌う「The more You Ruv Someone」、ゲイだと隠しているロッドに「もし君がゲイなら」とニッキーが歌う「If You Were Gay」、失恋したケイトの切ない歌「There's a Fine, Fine Line」です。

http://www.broadwayworld.com/videoplaybackup.php?colid=800050#
'When You Ruv Someone,' 'If You Were Gay,' and 'There's a Fine, Fine Line.'


★インデックス
→ ニューヨーク旅(2014年6月)インデックス 


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