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劇団ひるやすみ バトルラップ・ミュージカル「ロミオ&ジュリエット」を観ました(3/22) #一和洋輔 @yousukeichiwa [ミュージカル]

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3/22(日)の12時から、池袋のシアターグリーンで、バトルラップ・ミュージカル「ロミオ&ジュリエット」を観てきました。

劇団四季を退団した一和洋輔さんがロミオ役と聞き、急遽駆けつけました。「ロミオ&ジュリエット」をベースに、幸せな人生って何だろうと考えさせられる独自のストーリー展開と、響き渡る美しい歌声の一和ロミオに酔いしれました。


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劇団ひるやすみ バトルラップ・ミュージカル「ロミオ&ジュリエット」
会場 シアターグリーン BASE THEATER
脚本・演出  オギハルカ

CAST
露美男(ロミオ) 一和洋輔
樹里悦斗(ジュリエット) さんなぎ
魔球死男(マキューシオ) チユ(HIRUYAUMI)
帝V(ティボルト) 馮年(HIRUYASUMI)
弁慕莉男(ベンヴォーリオ) ハニ(HIRUYASUMI)
伽非のおやじ(樹里悦斗の父) 吉川瑛紀
悶汰ねえさん(露美男の母) 千布彩未
ITパリス 小林駿(HIRUYASUMI)
呂座羅印(ロザライン)先生 溝端育和
馬場 中川慎太郎(劇団ダブルデック)
ロレンス神父 笠浦静花

*露美男と樹里悦斗はダブルキャストで、もうひとりの露美男は手島章平、樹里悦斗は鎌田珠里亜。


60席くらい(らしい)の小劇場で入り口側と奥に舞台を挟んで向かい合うように客席が設けられていました。客席がない二面の壁はペンキなどで落書きされ、舞台にあたる中央の床面には正方形をナナメに2つの三角にわけて一方が赤、もう一方が青の絨毯が敷かれていました。そして舞台の真ん中に可動式の大きなテーブルのようなものがおかれていました。

私は奥側の席から鑑賞しました。

オリジナルの「ロミオ&ジュリエット」を独自にアレンジしていて、物語の舞台は池袋の舌無(ベローナ)、悶汰牛工業高校(通称悶高)と伽非列吐大学附属高校(通称:伽非附)が対立しているという設定。それぞれの校長の息子と娘がロミオとジュリエットで、ロミオの友人のマーキューシオやベンヴォーリオは女性、ロレンス神父も女性、そしてジュリエットの乳母は「馬場」という名の男子同級生でオカマ、パリスはIT長者という設定になっていました。以下のサイトに人物相関図あり。

◆HIRUYASUMI「ROMEO & JULIET」解説ブログ
 http://hiruyasumi123.blog.fc2.com/blog-entry-93.html


死んでしまった(ようにみえる)ジュリエットのもとに駆けつけたロミオが自殺するところから物語はスタート。ロミオの初恋の人だったという伽非附のロザライン先生がいる天国へ。先生がDJとなってロミオの人生を振り返ります。対立する高校の不良同士のやりとりに置き換えられてキャピュレットとモンタギューの抗争が繰り広げられ、ティボルトがマーキューシオを、ロミオがティボルトを刺すところは同じですが、そのやりとりのほとんどがラップで歌われています。(ラップのところだけ字幕が出ます。笑)セーラー服や学ラン、ブレザーなどの制服を着たキャストが多いので、ラップは雰囲気にあっていたと思います。

そんな中、ロミオだけはジュリエットを想ってラップではない感動的な2曲を披露しています。劇団ひるやすみの公式Facebookで紹介されていた動画をご覧ください。

◆動画「The Unauthorized Autobiography of Samantha Brown」より"Run Away With Me" 

【今日の稽古場】ついに公開!稽古場動画です★本日は手島ロミオが登場!!響き渡る切ない歌声に、ジュリエットのみならず稽古場全員がメロメロです^^

Posted by 劇団ひるやすみ on Wednesday, March 4, 2015

歌っているのはもうひとりのロミオ、手島章平さんです。

曲名が知りたくて調べていたら、以下のブログをみつけました。こちらで歌詞が紹介されています。

◆参考:Le ciel d'azur
 http://ameblo.jp/lecieldazur/entry-11843480682.html


◆「魔法にかけられて」より"So Close"

【今日の稽古場】#2に登場いただきましたのは一和ロミオ!!こちらもジュリエットとの切ないナンバー…こんな歌声で愛をささやかれて、恋に落ちない女子はいるのか!?本番に先駆けて少しだけ公開です★

Posted by 劇団ひるやすみ on Thursday, March 5, 2015

こちらが一和洋輔さんです。

最初のシーンに戻ったところで、ロザライン先生がロミオに尋ねます。「やり直せるとしたらどこに戻りたい?」と。ティボルトを刺す前とか、色んな場面を言ってみても寿命が数時間延びるだけ。ならば「ジュリエットが一番長生きできる時点に戻して」と言うロミオ。そしてふたりは別な人生を歩んで天寿を全うするのですが・・・。

この発想がとても面白いと思いました。二人が出会わなければ、こんな悲劇は起こらないのだけれども、燃え上がる恋もしない無難な人生でいいの?って。最後にふたりが何を選んだかはご想像にお任せします。

トータル1時間半くらいだったか、休憩なしでした。コンパクトな空間ということもあり、ラップもダンスも迫力満点だし、キャストは近くてよくみえるし、すっかり堪能しました。

なんといってもロミオがカッコイイ。歌うまいし。私が「春のめざめ」にはまっていた頃に目を付けていたひとりがこの一和洋輔さんでした。それからずっとみていなくて数年ぶりでしたが、はかなげな少年というイメージだった彼が色気のあるステキな男性になっていました。

ジュリエットのさんなぎさんは小柄であまりメイクもしてない感じで、昔懐かしい女子高生っていう感じでした。ロミオに恋をして舞い上がってわけわからないことを言っているシーンではちょっとイモトアヤコ風で面白かったです。

インパクトが強かったのはジュリエットの親友の馬場役の中川慎太郎さん。ショートヘアに前髪をパッチンどめで軽くわけた風貌で、「オカマって同じこと3回いうんですって。だからうるさいのね〜」とか言いながら本当にしゃべり倒していて笑えました。

舌無(ベローナ)が池袋にあるという設定から、ロミオが追放される先が「この世の果ての”大宮”」っていうところがおかしくて、皆がいちいち驚いて「しかも埼玉?」とショックを受けたり、その大宮のロミオに湘南新宿ラインでジュリエットが本当は死んでいないと伝えにいったロレンス神父が鉄道トラブルで遅れている間に俊足のベンヴォーリオが追い越してしまうというローカルネタもつい笑ってしまいました。

観に行けてよかったです。


終了後キャストのお見送りがあるとのことだったので、それも楽しみでした。出口付近にいたキャストに声をかけながら最後に主役の一和さんのところへ。四季の時には会うこともできなかったのでちょっと緊張しましたが、チケットにサインをしてもらい、一緒に写真も撮らせていただきました。(近くにいた方が撮ってくださいました。ありがとう!)

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他にも、会場でチケットのお金を払った時に、一和さんの手書きのメッセージもいただきました。(もちろん個人的にではなくて、あらかじめ人数分用意されたものです。)四季の頃にも手紙を書いてお返事をいただいたことがありましたが、一和さんは本当に字がきれいで内容もとても丁寧に書かれていて、彼の誠実な人柄がうかがえました。


◆劇団ひるやすみ 公式ブログ
 http://hiruyasumi123.blog.fc2.com/

◆劇団ひるやすみ 公式Facebook
 https://www.facebook.com/hiruyasumi123















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タグ:一和洋輔
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